英検6級・7級の導入を延期 次期学習指導要領の審議踏まえ再検討へ
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教育新聞 | 2026年8月3日
概要
本年度第3回英検から導入予定だった「英検6級・7級」の導入が延期されることになりました。背景には、中央教育審議会で進められている小学校英語教育の見直しがあります。今後は、次期学習指導要領に関する議論の内容を踏まえ、制度設計があらためて検討される予定です。
高橋コメント
英検7級は「小学校中学年」、英検6級は「小学校高学年〜中学校入門期」を対象としたレベルとして構想されていました。
一方で、既存の英検5級や英検Jr.との違いが分かりにくく、それぞれの役割分担が課題とされていたのも事実です。
近年は、中学受験でも英検を活用した入試を導入する学校が増えています。また、大学受験でも明治大学や立教大学をはじめ、英検などの英語外部試験を利用できる大学が多くなり、実際に塾でも英検利用について相談を受ける機会が増えています。
英検は、語彙・熟語・文法だけでなく、並べ替え問題、英作文、長文読解、リスニング、面接によるスピーキングまで、4技能をバランスよく学習できる資格試験です。
合格だけを目的にするのではなく、英語学習の目標としても活用したいですね。
英検6級・7級がどのような形で見直されるのか、引き続き注目していきたいと思います。
小川コメント
近年、幼少期から英語学習に取り組む子どもが増えています。
学習をするにあたって、目標や達成感があることは重要であり、そういう意味では意義があると思います。
ただし、現時点で5級や英検Jr.が「最低限の英単語(熟語)力」のみで合格できる構造になっており、一応5級は「中1相当の英語力」が基準となっているものの、小学校低学年でも十分にクリアできます。
また、現在の英検(特に5〜3級)は構造上、文法を勉強するタイパが悪く、単語や熟語を詰め込んだ方が効率良く点数が稼げるため、文法に全く手をつけずに合格する方が多いです。
そして、この癖が後の高校・大学受験に悪い意味で響くため、個人的には文法もしっかりと勉強した上での合格は、同じ合格でも何倍も価値があると思っています。
新設される7・6級は、低学年でも取り組みやすいように文法の出題範囲を中1前期までで習う程度のbe動詞や一般動詞の知識のみなどに絞り、その上で文法の点数の比重を少し増やし、文法を勉強するメリットを与え、幼少期から文法学習に対する免疫をつけられれば良いのではないか…と思います。